Lesson.4 8.「3 style × 5 elements」の活用例

このレッスンでは、前回学んだ3styleと5elementsを組み合わせることによって、実務でどのようなイメージのレイアウトになるのか見ていきましょう。制作するデザインがどのような方向性なら好ましいのかをヒアリングから落とし込んでいきます。

しかしデザインはとても複雑で確実な答えがあるものではありませんので、大雑把に「こんな方向性かな?」というものが浮かべばOKです。

そして、その浮かんできた方向性に向けて、材料を料理していきましょう。

クライアントとデザイナーは常に同じ目標を目指します。

そうでなければ最終的に何を目指していたのか分からなくなり、目的地にたどり着けなくなってしまうからです。

制作数がまだ少ないと、感覚的に掴めない部分があるかもしれませんが、制作をこなしていくと、3style×5elementsが何を意味しているのか見えてきます。制作したデザインと照らし合わせたり、ヒアリングからどのような方向性なのか照らし合わせたりを繰り返していくと、だんだん感覚が掴めるようになります。

デザイナーは感覚を日々鍛える仕事ですので、イメージや感覚で体に覚え込ませていきましょう。

また時折ですが、クライアントにそのイメージを理論的に説明することもあります。そのためにも描いたイメージを口頭でも伝えられるように、アウトプットとして口に出して理論を話せるようにしておけると、あなたのファンになってくれる可能性も高くなりますので、その意識で取り組んでいきましょう。 

(具体例) チラシデザイン

例えば、ペルソナは「小さな赤ちゃんのいる20〜30代くらいがターゲットで、店頭商品のそばにおいてあるチラシで、スタッフが説明する」という設定にしてみましょう。

ターゲットは赤ちゃんがいる方なので窮屈さを感じないようにするために、グリッドフリーで情報量を少し抑え、画像は商品の色味で開放感を与えているので角版で入れ、少しきっちり感を出す感じです。

さらに若い主婦層なので”ジャンプ率はくどくなり過ぎない中くらいに。

そうすると・・・・

このような仕上がりになります。

初めからきっちりとし過ぎず、イメージだけにもなり過ぎないカジュアルな雰囲気に仕上げたかったので、そのイメージが最後まで反映されています。

デザインはどのあたりを目指していけば良いのか、ということがわかるだけでも方向性が決まり、文字量や写真などによってまた全体が変化していくものです。

3style 5elementsは、あくまでも頭の中のイメージを整理する1つの指標として使用し、あとはヒアリング内容などによって変化させていけば大丈夫ですので、あまり難しく考えず感覚が感じることを優先させましょう。

まずは、イメージしながら練習を重ね、その後、実務の場数を踏んでいくことで、段々と理解できるようになっていきます。