
デザインをする前にヒアリングをすることは必須ですが、そこからさらにデザインをする前にしっかりと「計画」を立ててから制作に入りましょう。
細かくする必要は全くありません。
要点をまとめ、わかりやすくシンプルにすることが頭の中をクリアにしていくのです。
最後まで迷いながら「どうしたら良いんだろう・・・」と悩んでしまう方の多くは、この計画の整理整頓ができていないために、最初から最後まで手探りをしながら進めていくことになり、結果的に「これで良いのかな・・・」と比較するものがないままに終わってしまいます。
自分が迷わないためにも、クライアントがデザインを見た際に共感を得るためにも、しっかりと計画をして制作することが何よりも大切です。
計画を立て、迷った際は何度も計画表を見ながら「何を作っているのか」という目標に戻ることや、全体像を照らし合わせながら制作を進めていきましょう。
そうすることで芯のある「ブレないデザイン」が出来上がるのです。
ヒアリングから、さらに6つの情報を整理し、計画を進めていきましょう。
頭の中だけでまとめきれない場合は必ず「メモ」をして、目の前におきながら何度も確認して進めていきましょう。(※これはプロのデザイナーもやっています)
またわからない場合、悩んでしまう箇所については再度クライアントに連絡をとるようにしていきます。
クライアントとデザイナーは同じ目標を目指す同志であり、常にフェアな関係です。
相手の言葉だけを鵜呑みにしてしまったり、全くアドバイスをしない、などということがないように、常にしっかりとした関係を築くことがとても大切です。
デザインを作る際には「目的」が確実にあります。
イベント、LINEに登録してもらう、期間限定で商品の販売、その他など、何を「目的」にしているのかをしっかりと把握し、この目的がずれないようにクライアントにも再度しっかり確認をしましょう。
制作をしているうちに目的を忘れることもあるので、そのときは再度「目的」を確認してからデザインを再開するようにしましょう。
クライアントの思考・業種・イベントに近いイメージなど、制作目的に合うイメージにどのようなデザイン・世界観があるのか、Webだけではなく本屋や、実際の現場(写真)などから調査をしましょう。
また、クライアントが個人でなく、企業の場合は、その企業のHPにイメージがあるので、その方向性で進めたいのかを確認する必要があります。これは企業として全体に「統一感」を持たせることにつながります。
しかし「全く違うようにして欲しい」という希望の場合は、その世界観がどのようなイメージなのかさらにヒアリングし、クライアントの言葉から拾い集めたイメージで調査をしてみましょう。
この情報を集めることは方向性を決める重要な要素となります。
思いついたアイデア以外の世界観を知ることのきっかけにもなりますので、楽しんで進めていきましょう。
グラフィックデザインの場合、最終的には印刷物として触れることのできる、リアルな現物になります。
そのため、どのような場所で使うのか、用紙は何が良いのか、どのような形が良いのか、ということを考える必要があります。
例えば、レジに置くチラシを制作するときは、そのショップのレジの机の幅はどれくらいあり、どれくらいの大きさなら置けるのか?などということも考える必要があります。
また観光案内所のパンフレットを作るのであれば、どのサイズまでなら棚に置けるのか、そのほかのパンフレットはどれくらいの大きさなのかを把握する必要があります。
もしその場合に文字情報などが想像以上にオーバーしているのであれば、複数のページが必要なので、パンフレットを提案したり、その逆で情報が少なければ2ツ折りのリーフレットだったりの可能性も出てきます。
クライアントが「チラシでお願いします」と言っても、それは選択肢が少ないからなのかもしれませんので、状況や内容を判断して何が良いのかをアドバイスしていくことも必要となります。その際に用途が変更する場合もありますので、クライアントの希望を聞きながらもしっかりとアドバイスをしていきましょう。
ヒアリングから、届けたいペルソナには何が必要かを洗い出していきましょう。
クライアントからの情報だけでは不足する場合もありますし、その逆にあれこれ載せたいクライアントもいます。
目的に沿った内容に絞り込み、ペルソナが迷わないような情報になっているかを確認し、記載する内容を整理していきましょう。
目的、情報、どのような最終の印刷物になるのかが決まったら、どのような世界観でペルソナに伝えるのかを考えます。
年齢層、性別、地域柄、または情報からテーマを想像したり、クライアントと協力し、伝えたい相手へ届くテーマを考えましょう。
テーマが確定したら、そのテーマに沿ったイメージ、写真、イラストなどを集めます。
フォントも色も素材ですので、写真やイラスト同様にテーマに沿ったものを選んでいきましょう。
素材写真からだけではなく、例えば病院やショップなど現場がはっきりしている場合は、クライアントに写真を撮っていただいたり、現場が近い方は欲しい写真素材を自ら撮りにいくのもありです。実際に販売されている食品の場合は、食べてみて味・温度・食感を感じることもデザインのヒントになります。
いずれにせよ、現場の写真がある場合はその方がはっきりした情報になりますので、よりリアル感を持たせるためにも使うようにしていきましょう。